転職・キャリア

ケアマネを辞めたいと思った僕が最終的に転職した理由【主任ケアマネが正直に話します】

「もう限界かもしれない」

ケアマネとして働きはじめて数年。書類の山、モンスター家族、上司との関係、終わらない残業……。そんな状況の中で、ふと「辞めたい…」と思ったことがある人は、少なくないはずです。

僕も、そのひとりでした。

今回は、「辞めたい」と思いながらもしばらく続けた理由と、最終的に転職を決断した理由を、主任ケアマネとして独立した今だから正直に話します。

「転職すべきか、続けるべきか」と迷っているあなたの、何かヒントになれば嬉しいです。

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辞めたいと思っていた頃——僕が感じていた3つの限界

最初に断っておくと、僕はケアマネの仕事そのものが嫌いになったわけではありませんでした。

ただ、「この環境のまま続けることへの疲弊」が、じわじわ心を蝕んでいたんです。

書類が終わらない日常

居宅ケアマネは、利用者さんと向き合う時間よりも、書類を書く時間の方が長い日もあります。モニタリングの記録・担当者会議の記録・居宅サービス計画書の作成・電話内容の記録……。それ自体は仕事の一部と理解していても、終わらない量、しっかりと記録できているかの不安の前では「これ、いつまで続くんだろう」と思うのが正直なところでした。

「感謝」より「クレーム」が積み重なる感覚

ケアマネは、介護サービスをうまく回して当たり前。何かあればすぐ頼られるところはありがたいことですが、調整が出来ないと大きなプレッシャーに押しつぶされる立場です。ご家族との関係調整、サービス事業所との板挟み、医療機関の連絡、グレーゾーンの業務……。「なんで自分がここまでしなきゃいけないんだろう」と思う場面は、確かにありました。

給料が上がらない現実

同世代の友人と比べると、給与水準の低さを感じることもあります。介護業界全体の話ではありますが、「この仕事量に対して、この報酬なのか」と思う瞬間は、正直、ありました。

このままで家族を養っていけるのか…。そんな不安ももちろんありました。

こういった積み重ねが、「辞めたい」という気持ちの根っこにあったと思います。

それでも続けた理由——「辞める」は本当の解決策じゃないと思っていた

「辞めたい」と思いながらも、僕がすぐに動かなかったのには、理由がありました。

単純に「辞める勇気がなかった」わけではありません。「ケアマネを辞めること=今の問題が解決する」とは思えなかったからです。

どこに転職しても、同じ課題は追いかけてくる

書類の多さ、給料の低さ、板挟みのストレス、シャドーワーク——これはケアマネという職種そのものに紐づいている課題です。職場を変えても、制度が変わらない限り、根本は変わらない。「転職すれば楽になる」という単純な話ではないと、当時の僕は感じていました。

資格を取ってから考えればいい、と思えた理由

当時、僕には「主任ケアマネジャーを取得する」という具体的な目標がありました。資格を取ってから次の選択をしても遅くない。むしろ、取ってからの方が選択肢が広がる。そう考えると、「今辞める」より「取ってから考える」の方が合理的でした。

「独立」という選択肢が頭にあった

転職か、辞めるか——その二択だけではなく、「独立して自分で事業所を作る」という選択肢が、うっすらと頭の中にありました。その可能性を消したくなかった。だから、もう少しだけ続けてみようと思えたんです。

📝 つなぐさんより

ケアマネの仕事をする中で、絶対におかしいと思うことがたくさんあったんです。上司とのやりとり、行政とのやりとり、家族とのやりとり。でもこれ独立したら自分で判断できる。そう思ったんです。

「辞めたい」という気持ちは本物でした。でも同時に、「介護の仕事は続けたい。ここで辞めたら、何も変わらない」という感覚も、同じくらい本物でした。

それでも最終的に転職した理由——「続ける」にも限界点がある

主任ケアマネを取得して、「さて、次はどうするか」と考えたとき、僕の答えは転職でした。

「辞めること=解決策ではない」と思っていたはずなのに、なぜ転職したのか。

理由は、「環境を変えなければ独立の準備ができない」と気づいたからです。

今の職場では、成長の天井が見えていた

主任ケアマネを取ったあと、「この職場で次に何を学べるか」を考えたとき、正直なところ答えが出ませんでした。業務はこなせる。制度の理解にも自信がある。お客さんからの信用も得ている。でも、それ以上の何かを得られる環境ではなかった。現状維持のままムダに時間だけが過ぎていく感覚が、じわじわと積み重なっていきました。

「居宅単独」しか知らないまま独立したくなかった

独立を視野に入れたとき、「居宅単独」では経営判断の幅が狭いと思いました。訪問介護や訪問看護と併設している事業所で、ケアマネがどう動くかを自分の目で見ておきたかった。それが、転職先を選ぶ軸になりました。

「転職」は逃げではなく、独立への準備

結果として、転職したことで視野が大きく広がりました。居宅単独・訪問介護併設・訪問看護併設、ケアマネの強みが活かせる形態を自分の体で経験できたのは、今の独立に直接つながっています。

転職は「辞めること」ではなく、「次のステージに進むための選択」だったと、今は思っています。

📝 つなぐさんより

ケアマネ業のメリットの1つに、自分でスケジュールが決められるというものがあります。その点を理解してくれる会社に出会えたことが転職の決断を後押ししました。

「辞めたい」と思ったとき、取れる選択肢は3つある

「辞めたい」という気持ちは、必ずしも「転職すべき」という心のサインではありません。

僕の経験から言うと、その気持ちが出てきたときに取れる選択肢は、大きく3つあります。

選択肢① 今の職場で「働き方」を変える

業務の効率化・AIツールの活用・上司や事業所との関係の再構築。職場そのものを変えなくても、「消耗の原因」を取り除ける可能性があります。

今の職場の人間関係に希望があれば、まず試してほしい選択肢です。

選択肢② 転職して「環境」を変える

今の職場の構造的な問題(人間関係・事業所の方針・待遇)が原因なら、転職が最も有効な手段になります。ただし「どこに転職するか」の目的・戦略を持たずに動くと、同じ消耗を繰り返すだけです。僕が転職先を選んだ基準は、「独立の準備をするために、ある程度自由に働かせてもらえるか」でした。

選択肢③ 独立して「仕組み」ごと変える

主任ケアマネを取得していれば、居宅介護支援事業所として独立開業できます。収入・働き方・判断の自由度——すべてを自分でコントロールできる反面、経営リスクも自分で取ることになります。簡単ではありませんが、「消耗の根本原因が職場環境、人間関係、上司との意見の不一致などの構造にある」と感じているなら、視野に入れる価値はあります。

どの選択肢が正解かは、あなたの状況によって変わります。ただ、「辞めたい=すぐ転職」ではなく、まず自分がどの段階にいるかを整理して俯瞰(ふかん)することが大事です。

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まとめ——「辞めたい」と思ったあなたへ——それは変わりたいというサインです

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。

僕が「辞めたい」と思ってから転職するまでの流れを、あらためて整理するとこうなります。

📋 この記事のまとめ

  • 「辞めたい」と思っても、すぐ転職が正解とは限らない
  • 職種そのものの課題は、職場を変えても解消しないことがある
  • 主任ケアマネ取得という目標が、続ける理由になった
  • 転職は「逃げ」ではなく、独立への準備として選んだ
  • 取れる選択肢は「働き方を変える・転職・独立」の3つ

「辞めたい」という気持ちは、弱さじゃありません。それだけ真剣に仕事と向き合ってきた証拠だと、僕は思っています。

ただ、その気持ちのまま「とりあえず転職」に動くと、環境は変わっても消耗は続くことがあります。まず「自分は何を変えたいのか」を一度整理してみてください。

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この記事が、あなたの「次の一歩」を考えるきっかけになれば嬉しいです。^^

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